金城武主演の日本映画「Sweet Rain 死神の精度」が、3月22日公開される。金城の日本映画出演は6年ぶり。人の運命を握る“死神”を演じる金城は、東京・有楽町で1月末に開かれた記者会見で「雨が印象に残る撮影だった」と語った。
そろって笑顔を見せる(左から)小西真奈美、金城武、富司純子=東京・有楽町で1月末、筆者撮影
金城武主演の日本映画「Sweet Rain 死神の精度」が、3月22日公開される。金城の日本映画出演は6年ぶり。登場人物の運命を握る“死神”を演じる金城は、東京・有楽町で1月末に開かれた記者会見に筧昌也監督、共演の小西真奈美、富司純子らとともに出席。「死神が現れる時、必ず雨が降る設定。雨が印象に残る撮影だった」と語った。
「Sweet Rain 死神の精度」の原作は、伊坂幸太郎のファンタジー小説「死神の精度」。金城演じる死神が、“不慮の死を迎える予定”の人間を7日間観察。最終的に生かすか死なせるかを決める。1985年、2007年、2027年と三つの時代を背景に、生死を判断されるターゲットとなった藤木一恵(小西真奈美)ら、登場人物と死神の交流が描かれる。
6年ぶりの日本映画出演となる金城武=同
記者会見での主なやり取りは次の通り。
──6年ぶりの日本映画出演。撮影中に印象に残ったエピソードは。
金城:死神が現れる時は、必ず雨が降る設定だった。ところが現場ではあまり降らず、撮影中はいつも雨を降らせる機械が傍にあった。降らせるまでひたすら待ったことが記憶に残っている。
小西:私も同じ。雨の印象が強い撮影だった。あいにく私は“晴れ女”。現場では申し訳ない思いだった。
富司:撮影開始の前日、セットを見学した。画面には映らないところにも気が配られていて、素晴らしい出来だった。「これはいい作品になるな」と直感し、翌日からはとても幸せな毎日を過ごすことができた。
筧監督:脚本に対する3人の取り組みや姿勢、役作りの深さに感動した。
──死神の役作り、イメージをつかむ上で心がけたことは。
金城:撮影の前にまず原作を読んだ。伊坂さんの作った死神のイメージはとてもユニーク。自分が想像していた死神像とギャップはなかった。「台本ではどう描かれるかな」と、楽しみに思いつつ撮影に臨んだ。
──全編に音楽があふれる作品。現場ではどんな曲を聴いていたか。
金城:役の上で着けていたヘッドホンに、(時代設定に合わせた)80年代の音楽が流れていた。「ここまで気を使っているのか」と感動した。日本映画の素晴らしいところだと思う。
小西:スタッフの人たちが、あの時代(80年代)に聴いていた洋楽などを流してくれた。新鮮な気持ちで聴くことができた。
「Sweet Rain 死神の精度」 予告編(32秒)
──“特別な声の持ち主”の役だが、演じる上で気をつけた点は。
小西:声を重視する役だが、声だけの演技は避けたかった。トーンを変えるなど、監督と話し合いながら役作りを進めていった。
「Sweet Rain 死神の精度」(c)2008「Sweet Rain 死神の精度」製作委員会
──金城さんの素顔、意外な一面は。
小西:撮影初日に、最初の長い会話のシーンを撮った時のこと。いい意味で「かみ合わないな」と思った。金城さんは私に死を宣告する死神。狙って撮るのは難しい、絶妙な「かみ合わなさ」を感じ、いい作品になる予感がした。彼自身はいろいろなアイデアを持っていて、ユーモアもある人。
富司:撮影前に彼の出演作品をいろいろ見て、今回の現場で初めて会った。(美容師役の)私が彼の髪をシャンプーするシーンでは、お世辞でも「気持ちがいいです」と言ってくれた。「やっぱり優しい人だな」と(笑)。
金城:僕は面白いシーンは「どうしたらもっと面白くなるか」といつも考えている。止めてくれないと、どんどん脚本と違う方向へ行ってしまいます(笑)。
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「Sweet Rain 死神の精度」(2008年、日本)
監督:筧昌也
出演:金城武、小西真奈美、富司純子、光石研、石田卓也、村上淳、奥田恵梨華
3月22日、丸の内プラゼールほかで全国公開。作品の詳細は
公式サイトまで。