ベストセラー小説が原作の映画「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」の製作発表会見が、東京・渋谷で5月20日行われた。同小説の映画化は2006年に次ぎ2度目。今回は自ら監督する島田洋七は「前作を参考にしつつ、自分のカラーを出したい」と話した。
会見に出席した(左から)高島礼子、島田洋七、香川美子、瀬上祐輝=東京・渋谷で5月20日、筆者撮影
ベストセラー小説が原作の映画「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」の製作発表記者会見が、東京・渋谷で5月20日行われた。同小説の映画化は2006年に次ぎ2度目。今回は自ら監督を担当した島田洋七、“がばいばあちゃん”役の香川美子、主人公・昭広役の瀬上祐輝、昭広の母役の高島礼子が出席。島田は「前作を参考にしつつ、自分のカラーを出したい」、香川は「ばあちゃんの持つエネルギッシュな面を出せれば」と話した。
原作「佐賀のがばいばあちゃん」は、島田の少年時代をモデルした自伝小説。小学3年生で母の元を離れた昭広と、預けられた佐賀の“がばい=すごい”ばあちゃんとの日常がつづられる。オーディションで選ばれた瀬上は、熊本出身の10歳。このほか昭広の学校の先生役で島田紳助、昭広に母からの荷物を届ける郵便配達員役でそのまんま東が出演する。クランクインは8月上旬。佐賀県武雄市で2カ月のロケが予定されている。来年2月に佐賀県で先行公開後、全国順次公開される。
がばいばあちゃん役の香川は「出演を依頼されて、初めは正直驚いた。考えてみれば私も65歳。がばいばあちゃんの持つ、はちきれんばかりにエネルギッシュな部分を、スクリーンを通して出せれば」と話した。母親役の高島は「私も小さいころ、親せきに預けられた経験がある。当時は子供の気持ちしか分からなかったが、今は母の思いも理解できるのでは。出番は短いが、観客の心に残る演技をしたい」と語った。「原作の本を読んで、優しい気持ちになった」という瀬上。「出演が決まって本当にうれしかった。精一杯頑張ります」とあいさつした。
今回が映画監督デビューとなる島田。「講演先で何度も『また映画化してくれ』と言われたことがきっかけ。前作を参考にしつつ、自分のカラーを出していきたい」と意欲を語った。また「ロケで佐賀に2カ月もいられるのがうれしい。(監督業は)うまくやれないので、カメラマンに任せるつもり。クランクイン前に(友人の北野)武(監督)に教えを請おう」と、冗談めかして話した。
小説「がばいばあちゃん」シリーズは、関連11作品で国内670万部を売り上げるベストセラー。06年には倉内均監督、吉行和子主演で映画化されている。
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「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」(2008年、日本)
監督:島田洋七
出演:香川美子、高島礼子、瀬上祐輝、辻本茂雄、島田紳助、そのまんま東
2009年2月、佐賀県先行公開。以降全国順次公開。