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「丘を越えて」舞台挨拶 菊池寛とその時代

西田敏行「寛は“ふくろう”のイメージで」
岩渕弘美2008/05/25
文豪・菊池寛の華麗な日々を描いた「丘を越えて」の舞台挨拶が5月24日、東京・銀座で行われ、主演の西田敏行、池脇千鶴、高橋伴明監督、原作者の猪瀬直樹が出席した。多忙な西田の都合がつかず、公開から一週間たっての舞台挨拶。朝早くから熱心なファンも駆けつけた。
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<center>登壇した(左から)猪瀬直樹、西田敏行、池脇千鶴、高橋伴明監督=東京・銀座で5月24日、筆者撮影</center>
登壇した(左から)猪瀬直樹、西田敏行、池脇千鶴、高橋伴明監督=東京・銀座で5月24日、筆者撮影
 文豪・菊池寛の華麗な日々を描いた「丘を越えて」の舞台挨拶が5月24日、東京・銀座で行われ、主演の西田敏行、池脇千鶴、高橋伴明監督、原作者の猪瀬直樹が出席した。多忙な西田の都合がつかず、公開から一週間たっての舞台挨拶。朝早くから熱心なファンも駆けつけた。

<center>思わず笑いも=同</center>
思わず笑いも=同
 高橋監督がタイトルをもじって「映画界に入って40年。まだ丘を越えられない高橋です」と話すと、西田も「役者の丘を『五合目まで行ったかな』。日々精進しています」と挨拶。猪瀬は「作品を書いた時から西田さんをイメージしていた。原作よりいい作品で、監督に感謝」と語った。

 「映画はやはり役者(が大事)だと思った」と高橋監督。「俳優の姿を見るのが、毎日楽しみな現場だった」と振り返った。主演の西田は「やせやすい体質なので、菊池寛の体型を維持するのに苦労した」と笑いを誘い、「寛が葉子に寄せる恋慕の情を大事に、西田敏行としても池脇千鶴に恋慕の想いを持ちながら、メールのやり取りもした。千鶴ちゃんのメールは簡潔で用件だけだったけれど」とも。

<center>「丘を越えて」<br> (c)「丘を越えて」製作委員会2008 </center>
「丘を越えて」
 (c)「丘を越えて」製作委員会2008
 貧しい下町娘から、モダンで華麗な働く女性へ変貌を遂げ、菊池ら男性二人に愛される葉子役の池脇千鶴。「複数の男性に思いを寄せられうれしかった。現場で西田さんはいつも優しく、たくさんほめてくれたので伸び伸び演じられた」などと語った。菊池寛、芥川龍之介など、昭和の文豪に「猛禽類の目を感じる」という西田敏行。「菊池寛の“ふくろう”のような感じが出ていれば」と話した。

 最後に高橋監督が「(今は)嫌な時代ですけれど、みなさん丘を越えて行って下さい。(主題歌の)『丘を越えて』を朝聴くと、一日元気でいられます」と会場に語りかけた。

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「丘を越えて」(2008年、日本)

監督:高橋伴明
出演:西田敏行、池脇千鶴、西島秀俊

5月17日、シネスイッチ銀座、新宿バルト9ほかで公開。作品の詳細は公式サイトまで。
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