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現実と虚構超える 圧倒的な映像力「イエローキッド」
異色のアクション映画「イエローキッド」。現実がマンガを超えて展開する。生身の演技と手持ちカメラだけで生み出された、臨場感あふれる映像が素晴らしい。(沢宮亘理)
ゆがんだ時代 怒れる若者の反乱 「おやすみアンモナイト 貧乏人抹殺篇/貧乏人逆襲篇」
家庭の事情からやむを得ず、あるいは体制に反抗し主体的に、“貧乏人”となった若者たち。「おやすみアンモナイト」は、アンチ資本主義の旗じるしを鮮明に、“社会との闘い”のプロセスを描く。(沢宮亘理)
カリスマ芸人、華麗なデビュー 「板尾創路の脱獄王」
俳優やエッセイストとしても異才を放つ芸人・板尾創路が、満を持してメガホンをとった監督デビュー作「板尾創路の脱獄王」。鮮やかな脱獄行動をテンポよく見せる、スピーディーな演出に舌を巻く。(沢宮亘理)
韓国で850万人動員 五輪ジャンプチームの奮闘描く「国家代表」
韓国がジャンプチームを作り、世界大会に送り込もうとしたのは1996年。冬季五輪の誘致がきっかけだった。その実話をもとに作られたのが「国家代表」だ。がむしゃらに挑む男たちの姿が感動を呼び、韓国の国産映画で歴代6位となる850万人を動員した。(芳賀恵)
“壁”越える恋と友情 ヤスミン・アフマド監督の遺作「タレンタイム」
今年7月に亡くなったマレーシアの女性監督、ヤスミン・アフマド。遺作となった「タレンタイム」は、高校生の友情と愛を描いた青春群像劇だ。監督が生涯のテーマとした“民族、宗教の壁を越えること”が、ユーモアを交えて爽やかに描かれる。51歳での急逝が惜しまれる。(沢宮亘理)
都市生活の暗部照らす アン・ホイ監督「夜と霧」
豊かな生活を夢見て寒村から都会に出てきた妻。「夜と霧」は、DV(ドメスティック・バイオレンス)、地域格差、都会の貧困層……多くの国に共通する社会問題を背景に、アン・ホイ監督が生々く描いた衝撃の“ホームドラマ”だ。(沢宮亘理)
「母なる証明」 すさまじき母の愛 ポン・ジュノ監督最新作
「殺人の追憶」「グエムル 漢江の怪物」で世界の注目を浴びたポン・ジュノ監督の最新作「母なる証明」。女子高生殺人事件の謎を解くミステリーという体裁をとっているが、映画の焦点となるのは、一心に息子を思う母の常軌を逸した心理と行動だ。(沢宮亘理)
「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」 我らがロック人生に悔いなし
ロックスターの夢よもう一度。「アンヴィル! 夢を諦めきれない男たち」は、厳しい現実に悪戦苦闘しながらも、バンドのカムバックへ走る男二人を追ったドキュメンタリーである。(沢宮亘理)
「アンナと過ごした4日間」 孤独な中年男 ひそやかな愛
孤独で内気な中年男が一方的に愛を捧げる「アンナと過ごした4日間」。ポーランドの巨匠イエジー・スコリモフスキ監督が、いまだ第一線の映画作家であることを証明した。(沢宮亘理)
「ボヴァリー夫人」 鬼才ソクーロフの野心作 20年経て日本公開
ロシアの鬼才、アレクサンドル・ソクーロフ監督が、旧ソ連時代の1989年に発表した「ボヴァリー夫人」のディレクターズカット版である。原作を大胆に解体し、独自のスタイルへ再構築。“異形の”ヒロイン像を生み出している。(沢宮亘理)
「リミッツ・オブ・コントロール」 ジャームッシュ4年ぶり新作
ジム・ジャームッシュ監督4年ぶりの新作「リミッツ・オブ・コントロール」。世俗的誘惑を遠ざけ、ストイックに生きる男のミステリアスな人生を、現実と非現実を交錯させ描き出す。(沢宮亘理)
「エリック・クラプトン&スティーヴ・ウィンウッド ライヴ・フロム・マディソン・スクエア・ガーデンcine sound ver.」/「ジェフ・ベック ライヴ・アット・ロニー・スコッツcine sound ver.」
1960年代のロック草創期にデビューし、シーンの頂点に君臨し続けてきたロック界の巨人、エリック・クラプトン、スティーヴ・ウィンウッド、ジェフ・ベック。3人のコンサートの模様が、最新技術によりライブ以上に迫力ある2本のフィルムとして蘇った。(沢宮亘理)
津波襲来 人間のきずな描く 大作「海雲台」、韓国で公開
韓国の今夏最大の話題作「海雲台(ヘウンデ)」が7月22日、全国一斉公開された。(芳賀恵)
「レスラー」 一世一代の当たり役! ミッキー・ローク復活
1980年代にスターダムを駆け上がったミッキー・ロークが、起死回生のカムバックを果たした。迫真の演技は、世界中の批評家から絶賛を浴び、主な映画賞で主演男優賞を総ナメ。ベネチア国際映画祭では最高作品賞の金獅子賞を獲得した。(沢宮亘理)
「ガマの油」 役所広司が初監督 時空を超えた愛
一つの嘘から生まれた虚構の関係、そこに息づく真実の愛。役所広司の初監督作品「ガマの油」は、ユーモアの中に愛することの意味を問いかける、感動のファンタジーだ。(沢宮亘理)
「インスタント沼」 三木聡監督の“ギャグ大全”
「図鑑に載ってない虫」など、特異な味わいのコメディーで知られる三木聡監督の新作「インスタント沼」。種々雑多な人々が絡んで展開する、ギャグ満載の奇天烈(キテレツ)コメディーだ。(沢宮亘理)
「チョコレート・ファイター」 最強美少女ヒロイン、誕生!
「マッハ!」でアクション映画の常識を打ち破ったタイのプラッチャヤー・ピンゲーオ監督が、3年ぶりに放つ新作「チョコレート・ファイター」。美しきヒロインが、生身の体のみでリアルなアクションを繰り広げる。(沢宮亘理)
「レイチェルの結婚」 ジョナサン・デミ監督 家族の葛藤リアルに
ジョナサン・デミ監督が「一番美しいホームビデオ」を目指して撮った「レイチェルの結婚」。ドキュメンタリー・タッチの家族劇は、リハーサルなしの撮影や、無造作なカットつなぎが、作り物と思えないリアリティーを生み出している。(沢宮亘理)
「スラムドッグ$ミリオネア」 人生の光と影 あふれる疾走感
オスカー8部門を獲得した「スラムドッグ$ミリオネア」。ダニー・ボイル監督らしい疾走感あふれる演出にインドの町並みが融合し、画面から押し寄せるパワーは圧巻だ。類まれな高揚感を味わえる、素晴らしい寓話である。(藤枝正稔)
「レッドクリフ Part2 未来への最終決戦」 林志玲(リン・チーリン)に聞く
呉宇森(ジョン・ウー)監督の歴史大作後編「レッドクリフ Part2 未来への最終決戦」が、4月10日公開される。「映画の森」では、台湾の女優・林志玲(リン・チーリン)の公式インタビューを掲載する。梁朝偉(トニー・レオン)演じる呉の軍師・周瑜の妻・小喬を演じたリン・チーリンは、今回が映画初出演。「撮影中は演技の中と外で壮絶な戦いをしたよう。忘れ難い経験になった」と語った。(編集部)
「バンコック・デンジャラス」 パン兄弟、「レイン」をセルフリメイク
アジアのパン兄弟が代表作「レイン」を自らリメイクした「バンコック・デンジャラス」。ニコラス・ケイジを製作・主演に、スケールを拡大したアクション大作だ。(藤枝正稔)
「パニッシャー ウォー・ゾーン」 最強の“ダーク・ヒーロー”
米コミックの人気ヒーロー「パニッシャー」。バイオレンス・アクションは、女性監督が演出したとは思えないほど。3度目の映画化で最強の“パニッシャー”の誕生だ。(藤枝正稔)
「いとしい人」 ヘレン・ハント 初監督で描く“永遠の課題”
ヘレン・ハントの初監督作品「いとしい人」は、コメディーのようで実にシリアス。家族、夫婦、親子と、生きる上での永遠の課題について、一つの答えを見せてくれる。(山田直市郎)
「buy a suitスーツを買う」「TOKYO レンダリング詞集」 市川準監督が遺したもの
「東京夜曲」「トニー滝谷」などを残し、昨秋急逝した市川準監督。初めての自主製作映画が最後の作品になった。商業映画の枠を離れ、全編に伸びやかな空気があふれる。(沢宮亘理)
「鑑識・米沢守の事件簿」 “相棒”シリーズ余話
「相棒」シリーズの個性派、鑑識課・米沢が主役。米沢の“語り”でしか存在しなかった“逃げた女房”が実在する! これだけで、シリーズのファンは見逃せないだろう。(山田直市郎)
「ストレンジャーズ 戦慄の訪問者」 見えぬ敵 底知れぬ恐怖
実際の事件を基に作られた「ストレンジャーズ 戦慄の訪問者」。同時多発テロ以降、顔の見えぬ敵に踏み込まれ、不安を抱える米国民の心理を逆なでするような作品だ。(藤枝正稔)
「フィッシュストーリー」 地球の危機 ロックが救う
伊坂幸太郎原作、中村義洋監督の「フィッシュストーリー」。五つの時代のエピソードが、一つの歌でつながり、結末へ向かっていく。時代ごとに違う味が楽しめる作品だ。(沢宮亘理)
「ひぐらしのなく頃に誓」 雛見沢の謎 “解答編”
アニメ、コミック、ゲームソフトなど様々なメディアで大ヒットした「ひぐらしのなく頃に」。実写映画版2作目の「ひぐらしのなく頃に誓」は物語の“解答編”だ。(藤枝正稔)
「グラン・トリノ」 イーストウッドが描く 崇高な人間愛
保守的で頑固な白人男が、移民との交流で変わっていく。故国への強烈な批判、究極の人間愛を示した「グラン・トリノ」。クリント・イーストウッドが示す崇高な到達点だ。(藤枝正稔)
「バーン・アフター・リーディング」 豪華キャストでシニカルに
コーエン兄弟の最新作「バーン・アフター・リーディング」。クルーニー、マルコヴィッチ、ピットら豪華出演者が、馬鹿馬鹿しく? 皮肉で黒い笑いに観客を巻き込む。(藤枝正稔)































